BOAT RACEびわこ

　今年一番の大寒波が西日本を襲い、滋賀でも積雪が心配される中、びわこボートは晴天に恵まれ、決勝戦が行われた。
　3対3の枠なりで順調にスタートした優勝戦は、1周1マークでアクシデントが発生。3号艇の里岡右貴が転覆し、ついで後続の6号艇・木下大將も3号艇を避けきれずに転覆してしまい、レースは4艇で展開された。
　そんな中で1周1マークで抜けだしたのが、先マイして逃げを狙った1号艇・大庭元明とインから攻めた4号艇・山本隆幸。バックストレッチでデッドヒートを繰り広げ、混戦するかにみえたが、1周2マークでレースが動く。4号艇・山本が先マイして抜け出し、1号艇・大庭はインから仕掛けた5号艇・前川守嗣に進路を阻まれターンが決まらずに、大きく後退。さらにこの2艇の争いの隙をついた2号艇・岡村仁が2番手に浮上して4-2-5の隊形となり、そのままレースが進んで決着がついた。
　宣言していた「近畿4場制覇」の通り、有言実行を果たした4号艇の山本は、表彰式でキッズプレゼンターからのお祝いに頬を緩め、勝利をかみしめていた。