BOAT RACEびわこ

　3月も半ばに入り、春の兆しが感じられるようになったびわこボート。「弥生賞競走」の優勝戦が行われた。1号艇には野長瀬正孝が陣取り、2号艇に三宅潤、3号艇は地元の吉川昭男、4号艇・本多宏和、5号艇・稗田聖也、そして6号艇・丹下将というメンバーで争われた。
　126対345の進入隊形でスタートしたレースは、好スタートを切った3号艇・吉川と4号艇・本多が仕掛ける。前に出た吉川がすばやく内に入り込み、絶好の位置からトップを狙う。が、同じく外から内に切り込んでいた本多に1周1マークでまくり差しを決められ、バックストレッチで激しい接戦となる。吉川がややリードを保ちつつレースは進むが、1周2マークで最内からターンを決めて差を広げた本多に軍配が上がった。
　上位2艇の後ろでは、5号艇・稗田と6号艇・丹下が3着争いを展開。本多、吉川に続いて3番手にいた稗田を猛追した丹下が1周2マークで抜き3位に浮上する。抜かれた稗田は丹下に張り付いて3番手奪取のタイミングを図るも2周2マークで離されてしまい、結局4-3-6で決着がついた。
　優勝者インタビューで「イメージした通りの一番良い展開ができた」と笑顔を見せた本多。コンマ06のトップタイスタートを決めるなど勝負強さを感じさせるレースだった。