SGボートレースダービー(福岡)前のG1レース。この後、そのダービーに向かうのは松井繁、太田和美、山崎智也、守田俊介らを含めた17人。びわこも福岡もインが強くない水面だけにダービー組にとっては絶好の叩き台になると言えそうだ。
また、賞金ランク上位の面々にとっても賞金争いが残り2カ月を切り、大幅な上積みを意識する時期になっている。とくに守田は10月がG3企業杯→G1周年と地元で稼いでダービーへ…という勝負月間。賞金ランク52位からの巻き返しに燃えている。浜名湖でのダービーVから1年、熱い気持ちも蘇るに違いない。
ダービーを走らない分、ここが勝負になるのが12位の重成一人、34位の丸岡正典に36位の森高一真だ。重成は優出で十分だが、丸岡と森高は優勝しないとSGチャレンジカップ出場も微妙になってしまう。一方、賞金ランク上位組はSGグランプリの6位シード争いも意識する。4位の平本真之、5位の山崎、7位の松井、8位の桐生順平、9位の篠崎元志、11位の岡崎恭裕あたりも「最低でも優出」をノルマに臨むはずだ。その点、賞金トップに立った菊地孝平は精神的には楽に走れる。これは強みと言えるだろう。
びわことの水面相性は地元の守田は当然◎として、松井と太田が準地元でもあり最近は好結果を残している。松井は前回が昨年11月の周年で優勝。太田は13年2月の周年から4連続優出中で昨年2月のG1地区選で優勝している。あと、要注目は賞金22位につける山口剛。当地は13年2月の周年Vがあり、その後も一般戦ながら2節続けて優出(3、2着)と好相性なのだ。
※賞金ランキングや数字は8月31日現在のものです。